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汚れの落ちる仕組みやメカニズムを知ると、




汚れの落とし方が分かります。




その一環として、




「pH(ペーハー)」についてちょっとした実験?




にてわかってきます。




前知識として・・・


水垢、尿石などはアルカリ性成分なので、中和させるために酸性洗剤が必要です


油煙、ヤニ、手垢などは酸性成分なので、中和させるためにアルカリ性洗剤が必要です。


中性洗剤は皮膚にやさしいので、こびりついた汚れなどはほとんど効果がありません。




では、実験開始










数ある洗剤の中から、


市販品洗剤から業務用洗剤を


容器へ移し、


それぞれpH値を測定してみます。


測定に使用するのはpH測定計です。


標準液で校正を取ります。







左:pH標準液(pH6.86)
右:pH測定器と標準液の入ったビーカー
  測定精度±0.2pH(@20℃)






ガラスマジックリン
pH10.35(実測値)
表記:弱アルカリ性









バスマジックリン
pH7.70
表記:中性







業務用
石材タイル用洗浄剤
酸性pH1.80(実測値)








業務用
エアコン洗浄に使用する洗浄剤
アルカリ性pH12.55(実測値)







業務用
トイレ洗浄剤
酸性pH0.50(実測値)






これらのpH測定値から何がわかるのか?




ちなみに色々なpH値を調べてみると・・・













こうみると、


pH値が小さいと酸性濃度が強い、


pH値が大きいとアルカリ性濃度が強い、


濃度が強い方が、汚れが落ちやすい。


ということがわかります。




よって、


業務用洗浄剤は使い方を間違えると大変!!に対して、


市販品は中性に近い為、危険度が小さい。


だから、なかなか汚れが落ちないというお話を聞きます。




しかし、


pHに頼らず、


汚れを落とす方法があります。


・漬け置き(時間をかける)


・温度を上げる


これらを考えて洗剤を使いこなせば、


業務用洗浄剤が無くても汚れは落とせるはずです。


(時間がかかることは確かですが・・・)



と、いうわけで、


pHから汚れの落とし方を考えるお話しでした




ありがとうございました


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